他愛ない日々の幸せ

日常の出来事を綴ってみる

母子手帳 ③ ~長女~

3人目は娘。

 

この時は実家に帰省せず、嫁ぎ先の産婦人科で出産することにした。

 

男・男ときて、次はどっちか?

 

娘が欲しくて仕方なかった夫は、「今度こそ、女の子だ!!」

 

と期待し、周りの人たちまで「今度も男の子だと思う」とか「いや、今度こそ女の子だと思う」などと、勝手に盛り上がっていた。

 

この3度目の妊娠は36歳の高齢出産で、かなりハードだった。

 

つわりが妊娠6カ月まであり、しかも水も受け付けないほどの酷いつわりで、体重が5㎏も激減。

 

通院して点滴を受け、何とか落ち着いてきたのだが、つわりが治まるとあっという間に体重が増えた。 

 

更に週数が進むと、時々ピクピクピクと連続で痙攣するようになった。

 

心配になって、妊婦検診の際に医者に尋ねると、「あ~それは、笑っているんですよ」と・・・

 

笑う!?

 

『何が面白かったんだろう・・・』と、ずーっと気になっていた私は、娘が小学校高学年の頃に聞いてみた。

 

娘「きっとお母さんのお腹の音が面白かったんだね~ カワイイ私♡」だそうだ。

 

長男と次男の時には無かった事だった。

生命の神秘。

 

いよいよ陣痛が来た。

何しろ8年ぶりだ。

 

ほぼ初産の気分。

 

夜10時ごろから間隔が短くなってきた。

 

「おっ!この調子なら今日中に産まれるかも」

 

夫に病院へ連れて行ってもらい、病室で待機。

 

アレ??

 

陣痛が止まった。

 

助産師さんが「あ~ 赤ちゃん寝てますね~」とのこと。

 

そんなことがあるのか?

 

「お母さんも、体力温存のためお休みになってください」

 

爆睡😪

 

陣痛で目が覚めた。朝の6時だ。

 

数回いきんで無事出産!!

 

助産師さんが、娘を目の前にかざして「付いてませんよ!女の子です!!」

 

分娩室で、助産師さんたちと狂喜乱舞した。

 

身長 51㎝

体重 3290g

 

目のパッチリとした可愛い女の子だ~

良かった~

 

 

そして翌日。

初乳を飲まそうと、助産師さんが指導に来てくださり、娘の頭を押さえてオッパイに近づけるが・・・

 

飲まない・・・というか口を開けない。

 

「え??」

 

哺乳類であるなら、必ず行うはずの原子反射の一つ『探索反射』(唇に乳首などが触れると首を回す)をしない。

 

口を真一文字に結んで、頑なに拒んでいるように見える。

 

何度もトライしてみたが、諦めて搾乳して哺乳瓶で飲ませた。(哺乳瓶では普通に飲んだ)

 

母乳が嫌なのか? ショック⤵⤵

 

翌日も、意地になった助産師さんが今度は二人がかりでトライ。

 

しかし、口を開けない。

 

諦めた助産師さんに、「こんな赤ちゃん初めてです。多分、無理やり押し付けたせいかもしれないけど、お母さん、この子は大変よ~思春期になったら気を付けてね」と心配された。

 

そして、それは現実になったのであった。

 娘が中2の頃に約半年間だけグレて、学校に月に5回は呼び出される事態となった。

 

それも、今ではいい思い出だ (笑)

 

さて、娘は粉ミルクをたっぷり飲んで、8時間睡眠(起こしても起きなかった)ですくすくと育ち、気づくと『車寅次郎』になっていた。

 

生まれたての時の面影は・・・どこ?

 

しかし、我が子というのは、どんな容姿になろうが可愛い。

 

腕がまるで『ちぎりパン』で、かじりたいほど(実際かじった)可愛い。

 

 

一人一人、それぞれお産も個性も全く違う。

 

本当に三人三様だ。

 

そして、何回出産しても慣れない。

 

このブログに書いたことで、改めて子供たちが愛おしくなった。

 

書いて良かった。

 

 

それより、明日は初出勤だ!!

 

急に緊張してきた・・・

 

頑張るぞ~~~っ!!!