他愛ない日々の幸せ

日常の出来事を綴ってみる

人生に無駄なことはない

今朝、晴れていたので、洗濯物を干していたら・・・

にわかに空が暗くなり、真っ黒い雲が押し寄せてきた。

慌てて軒下に干し直していたら、雷鳴とともに土砂降り。


「セーーーフ」😓


最近の天気は、とても不安定だ。

しかも、気温が異常に高い。



私が小学生の頃は、夏休みになると


『朝の涼しい時間に宿題をしなさい』


と、言われていたものだが、

今では・・・


『いつ?いつが涼しいの??』


という感じだ。



世間は夏休みに入った。

今どきの子供たちは、どんな夏休みを過ごすのだろう?



私は今、人生のロングバケーション


神様に与えられた、何かを学ぶための休みなんだろうけど・・・



『人生に無駄なことはない』



というのが、私の持論だ。


どんな辛い経験も、

一見、無駄だと思われる出来事も、必ず何かの糧になる。


長年の経験で感じたことだ。



ただ辛いだけだった高校時代の部活。(なぎなた部だった)


顧問も、先輩も、厳しいを通り越して殆どいじめだった。

指示通りに上手くできないと、


『そんな事もできないのなら、死ね!!』


と、怒鳴られ (今では考えられない)


「ありがとうございます!!」


と、答える毎日。(それが当たり前だった)



何度、辞めたいと訴えても、却下。

他の部員は、耐えられずに次々と辞めて行ったが、

なぜか、私だけ辞めさせてもらえず、

3年間一人で続けた。(もう、部活じゃないよね)



しかし・・・

社会に出て分かった。

世の中はもの凄く理不尽だと。

そして・・・

一人っ子で、病弱で超軟弱だった私は、

いつの間にか人並み以上の精神力を身につけていた。




離婚にしてもそうだ。


夫が、待ち望んだ女の子。

高齢出産だったため、体への負担が大きかった。

特につわりが酷くて妊娠6カ月まであり、

毎日這うようにして必死に食事を作っていたら、


夫が一言。



『そんなに体調が悪いんだったら、堕ろせば?』



想像を絶するような、信じられない言葉だった・・・(本当にショックだった)


後になって、その時は既に浮気相手がいたんだと分かったのだが。


8年ぶりの育児で必死な私に、まったく見向きもせず、

毎晩深夜に帰って来る夫。

どこかで倒れているんじゃないかと、心配して車で探し回る日々。


不眠症になり、あっという間に体重が10kg減った。




ある日、朝帰りした夫の第一声。


「好きな人ができた・・・」


言い終わらないうちに、私は無意識に夫を平手打ちで叩いていた。


義父と同居し、方言も完璧にマスターし、

町内会の役員やあらゆる行事をこなし、

毎年、夏休みと冬休みは夫の二人のお姉さんと

さらに弟の子どもたちまで、合計5人を預かり、(ウチは託児所か?)

農業を手伝い、夫の伯母さんにこき使われ、

全く身内のいない土地で、

ほぼ一人で子育てをしてきた人間にする仕打ちだろうか?


たとえそれでも、長男と次男そして、乳飲み子を抱えて出て行くわけにいかず、


「やり直そう」


と、私の方から言った。


何日も話し合いをして、良い方向へ向かうように必死だった私。


当然、産後うつになり・・・


『死』も頭をよぎった。



しかし、そんな私の気持ちは夫の心に届かず。


挙句の果ては、


「お前が出て行かないのなら、俺が出て行く」


と、訳の分からないことを言い出したので、


さすがに諦めて、実家へ帰ることにした。


当然のことながら、両親は激怒!!!

父が、すぐに迎えに来てくれた。


その時、義父は・・・


「もう子供じゃないんだから、ワシには関係ない」


と、父に言い放ったそうだ。


『この親にしてこの子あり』


とは、まさにこの事。


その後も、子どもたちの転校の手続きや、お世話になった方への挨拶回り。

引っ越しの準備など、すべて一人で終わらせた。


何より、急に転校することになった長男と次男が一番の被害者。

友達とゆっくりお別れすることもできないまま、引っ越し。


親の身勝手で寂しい思いをさせてしまったと、

申し訳ない思いでいっぱいだった。



実家へ帰ってからも、なかなか外には出られず、


半年くらいは、ほぼ寝たきり状態。


でも、このままじゃ子供たちが可哀そうだと、

自分を奮い立たせて、仕事に就いたのだが、

そこからは、楽しい事の方が多くなった。

人生、捨てたもんじゃないと思う出来事が増えて、

本来の自分を取り戻せたような気がする。



今、思い返すと

両親には、たくさん心配かけてきたんだなぁ・・・


やっぱり、このロングバケーションは、

一番心配をかけた母への恩返しだ。


うん!!

無駄じゃなかった。


ここまで、乗り越えてきたんだ!!

これからも、乗り越えられると信じよう。


親しい友人にしか話せなかった辛い過去・・・

ブログに書くことで、気持ちの整理ができた。



本当に、感謝しかない・・・


おやすみなさい。